「法定点検って、正直やった方がいいの?」「でも周りの人、あんまり受けてる感じしないし…」そんなふうに思ったことはありませんか?
車に乗るうえで、12ヶ月点検(法定点検)は法律で義務とされている項目。
でも実際には「やらなくても問題なかった」「費用がかかるからパスしてる」なんて声も多く聞かれます。
では、本当にやらなくて大丈夫なのか?それとも、やらなかったことで後悔する人もいるのか?
この記事では、法定点検を受けない人の割合やその理由、やらなかった人のリアルな声、そして受けたほうがいいのかどうかを冷静に整理してご紹介します。
「うちはどうしよう…」と迷っている方が、納得できる判断ができるようなヒントになれば嬉しいです。
法定点検をしない人の割合ってどれくらい?

「みんな、ちゃんと法定点検って受けてるの?」と気になったことはありませんか?
実は、法定点検を受けていない人は意外と多く、その背景には「費用が気になる」「時間がない」「よくわからない」など、さまざまな理由が隠れています。
この記事では、実際の受診率や未実施のリスク、受けた人のメリットまでをわかりやすく解説。
やる・やらないで迷っている方にこそ知ってほしい、後悔しないための情報をまとめました。
実際に12ヶ月点検を受けている人の割合は5割⁈
結論から言うと、12ヶ月点検を毎年しっかり受けている人は、全体の約50%ほど。
つまり、2人に1人は受けていない計算になります。
これは「思ったより少ない」と感じる人も多いかもしれません。
点検を受けない理由はさまざまですが、
よく聞くのが「特に不具合もなく乗れているから」「これまで何のトラブルもなかったから、特に必要性を感じない」といったもの。
車に詳しくない人や、走行距離が少ない人ほど、点検の優先度が低くなりがちです。
一方で、定期的に点検を受けている人は
「安心して乗りたい」「突然の故障が怖い」「家族を乗せるから、念のためやっておきたい」
という意識が強い傾向があります。
価値観やライフスタイルによって、点検へのスタンスは大きく分かれているようです。
SNSや知恵袋から見るリアルな声
ネットのQ&AサイトやSNSを見てみると、実際のユーザーたちの生の声がいろいろと見つかります。
「毎年やってるけど、特に悪いところは見つかったことがない。だから正直もったいない気もする」
「点検代高いし、結局異常なしばかりだからもう行ってない」
「でもやってなかったせいで、タイヤの空気圧がずっとおかしかった。もっと早く気づけばよかった…」
こんなふうに、肯定派・否定派のどちらの意見もあるのが実情です。
ただ、やらなかったことで何かしらの後悔を感じた人は、少なからずいるという印象も見受けられました。
なぜ法定点検を受けない人がいるのか?
法定点検は義務でありながら、意外と多くの人が受けていないのが現状です。
その理由は、「まだ故障していないから大丈夫」「費用がもったいない」「どこで受ければいいのかわからない」など、コストや手間、知識不足が主な原因となっています。
中には、車検と混同してしまっている人も少なくありません。
この記事では、そんな受けない派のリアルな声や背景を紐解きながら、本当に点検を後回しにしても大丈夫なのか?という疑問にも答えていきます。
時間がない・手間がかかるという理由
忙しい毎日の中で、わざわざ車を預けて点検してもらう時間を確保するのって、正直めんどくさいですよね。
「仕事の休みが平日じゃないから、ディーラーに行けない」 「子育て中でなかなか時間が取れない」
こうした理由から、つい先延ばしにしてしまったり、そのままスルーしてしまうという人も少なくありません。
費用が高いと感じている人が多い
法定点検の費用は、受ける場所にもよりますが1万円〜2万円台が相場。
部品交換などがあれば、もっとかかることもあります。
「ただチェックするだけなのに、この金額は高く感じる」「その分ガソリン代や維持費に回したい」という意見もあり、費用のハードルが点検離れの原因になっていることもあります。
車検と混同しているケースも多い
「車検で全部見てもらってるから大丈夫だと思ってた」という声は本当によくあります。
ですが、繰り返しになりますが車検と12ヶ月点検は別物です。
車検はその時点で走行に支障がないかの確認、
12ヶ月点検は1年を通じて安全に乗れるかをチェックするメンテナンス的な意味合いが強いのです。
これを知らずに点検をスルーしてしまうと、思わぬトラブルに繋がることもあるので注意が必要です。
12ヶ月点検はやらなくていい?
「車検は受けているから大丈夫」「まだ走れるし不調もない」といった理由で、12ヶ月点検を省略する人も少なくありません。
確かに法律上、車検のような強制力はなく、受けなくても罰則はありませんが、やらないことで見逃される不具合やトラブルの芽があるのも事実です。
とくにブレーキやエンジン内部など、見た目では分からない劣化や異常を早期に発見するには、プロによる点検が欠かせません。
この記事では、12ヶ月点検を「やる派・やらない派」の意見をもとに、本当に不要なのか、どんなリスクがあるのかを分かりやすく解説します。
義務とされているのに罰則がない理由
法律では12ヶ月点検は義務とされていますが、実はこれを守らなかったからといって罰則はありません。
これは意外に思う方も多いでしょう。
法律は「安全のために必ず点検してください」と定めていますが、それを強制するための罰則までは規定されていないのです。
そのため、実際には「やらなくても罰せられない」ことから、点検を受けない人が一定数いるのが現状です。
しかし、義務であることに変わりはなく、点検をしないことで将来的に大きなトラブルに繋がるリスクは十分にあることは忘れてはいけません。
自分で点検して済ませる人も増えている?
最近ではDIY整備やセルフチェックが広まりつつあり、プロに任せず自分で簡単な点検を行う人も増えています。
ライトの点灯確認やオイル量チェック、タイヤの空気圧測定などは自分でも簡単にできるので、これらを日常的にチェックすることで安全性をある程度保つことも可能です。
とはいえ、専門的な機械や知識が必要な部分はプロに任せるべきで、自分でできることとプロにお願いする部分を見極めることが重要です。
ここまでで「12ヶ月点検はやらなくていいの?」という疑問に対して、法律上の義務と罰則の関係や、放置リスク、自分で点検する人の増加傾向について解説しました。
日常的に点検したい方は【初心者向け完全ガイド】車メンテナンスの基本と自分でできること一覧!費用や場所も解説こちらを確認!
法定点検を断るのはアリ?断り方のポイント
車を購入したディーラーや整備工場から「そろそろ法定点検の時期です」と連絡が来ること、ありますよね。
でも、時間や費用の都合で今回はスキップしたい…という人も多いのが実情です。
実は、法定点検は義務ではあるものの、必ずディーラーで受けなければいけないわけではありません。
必要性を理解した上で、自分で管理するのも一つの方法です。
この記事では、断っても問題ないケースや、無理なく断るときの伝え方、そして代替手段としてのセルフ点検や他の整備先の選び方まで、わかりやすく解説します。
ディーラー・整備工場での丁寧な断り方とは
法定点検を受けたくない、もしくは今回は断りたいという場合もあるでしょう。
そんな時は、店舗のスタッフに対して丁寧に理由を伝えることが大切です。
「今回は自分で点検を行いたい」「費用面で今回は見送ります」など、率直に話せば、しつこく勧められることは少ないです。
無理に点検を強要されることはありませんので、遠慮なく断る意思を伝えましょう。
「法定点検しません」と言ったらどうなる?
点検を断ると、その場で点検証明書は発行されません。
店舗によっては今後のサービスやアフターケアに影響が出ることもあるため、よく考えて決めることが重要です。
また、万が一点検を受けていないことが原因で車の不具合や事故が起きた場合、保険や保証が適用されないケースもあります。
リスクを理解した上で断ることが大事です。
法定点検を受けないデメリットとは?
法定点検をスキップすると、いくつものリスクがついて回ります。
まず最大の問題は、車の見えない不調に気づけなくなることです。
たとえば、エンジン内部やブレーキの摩耗、タイヤの劣化などは、素人が気づきにくい部分が多いです。
こうした問題を早期に発見できないまま運転を続けると、思わぬ事故や故障の原因になることがあります。
また、点検を受けていない車は売却時に査定額が下がる可能性が高いです。
車の状態を証明する点検記録簿がないと、購入希望者から「きちんと整備されていないのでは」と不安視されやすく、結果として売却価格に響いてしまいます。
さらに、事故や故障時に保険やメーカー保証の対象外となることもあるので、経済的なリスクも見逃せません。
これらのデメリットは、法定点検をきちんと受けることで回避できる部分が多いのです。
法定点検の費用とコスパは?受ける価値はある?
法定点検の費用は、ディーラーや整備工場、カー用品店など受ける場所によって大きく変わります。
ディーラーでは一般的に費用が高めですが、その分、車の専門知識が豊富なスタッフによる丁寧な点検と純正部品の使用が期待できます。
一方、民間整備工場やカー用品店では費用が抑えられるケースが多く、コストパフォーマンスを重視する方に人気です。
また、点検費用を節約する方法として、事前予約や割引クーポンの活用、メンテナンスパックへの加入などがあります。
これらをうまく利用すれば、費用を抑えつつ安心して点検を受けることが可能です。
さらに、自分でできる簡単な点検を習慣化することで、プロに任せるべきポイントを見極めやすくなり、無駄な整備費用を防ぐことにもつながります。
結果的に、法定点検は安全性と費用のバランスを考えれば十分に価値があるといえます。
【Q&A】法定点検を受けない人の割合に関するよくある質問
Q1. 車の法定点検は強制ですか?
A. 法律上は「受ける義務」があります。
ただし、車検のように受けなければ罰則があるわけではありません。
罰則がないため、実際には3〜4割の人が受けていないというデータもあります。
Q2. 法定点検を受けなかったら罰金や違反になる?
A. いいえ。点検を怠ってもすぐに罰金や違反切符を切られることはありません。
ただし事故の原因が「整備不良」とされれば、過失割合が不利になったり、保険金が減額される可能性があります。
Q3. 受けない人はどのくらいいるの?
A. 国土交通省の調査によると、自家用車の12ヶ月点検を受けない人はおよそ3〜4割にのぼります。
理由としては「車検で十分」「費用を節約したい」が多いです。
Q4. ディーラーと整備工場、どこで受けるのがいい?
A. ディーラーは純正部品や保証付きで安心感があり、整備工場は費用が安く融通が利きやすいです。
カー用品店(オートバックス・イエローハットなど)も手軽に利用できます。
目的や予算に応じて選ぶのがおすすめです。
Q5. 自分で点検すれば法定点検の代わりになる?
A. ライトの点灯確認やタイヤ空気圧チェック、オイル残量確認など「日常点検」は自分でもできます。
ただし法定点検には分解作業が含まれるため、整備士資格がないとできない部分が多く、完全に代替するのは難しいです。
Q6. 法定点検を受けるメリットは?
A. 早期に不具合を発見できることで、大きな故障や高額修理を防げます。
また「点検記録簿」があると、車検や売却時の信頼度も高まり、査定額がプラスになることもあります。
まとめ|やるかやらないかはあなた次第!

法定点検は義務であり、愛車の安全を守る大切なチェックです。
罰則がないからと放置すると、故障や事故のリスク、売却時の査定ダウンなど不利益につながることもあります。
費用はかかりますが、ディーラーや整備工場をうまく選べばコスパ良く安心を得られます。
日常点検は自分でも可能ですが、専門的な部分はプロに任せるのが安心です。
計画的に点検を受けることが、安全で快適なカーライフの近道といえるでしょう。
コメント