車を長く、安全に乗り続けるために欠かせないのが「定期点検」。
でもうっかり、点検の期限が過ぎてしまった…なんてこと、ありませんか?
この記事では、定期点検が過ぎたときに起こりうるリスクや、すぐにすべき対応、点検を受ける場所の選び方まで、わかりやすく解説していきます。
カジュアルに話すので、初心者さんも安心して読んでくださいね!
車の定期点検が過ぎた!まず確認すべきこと

「気づいたら定期点検のステッカー、期限切れてた…!」という方、焦らなくても大丈夫。
まずは落ち着いて、点検の内容と現在の車の状態を把握することが大切です。
そもそも定期点検って何なのか、車検とはどう違うのか、ここでしっかり押さえておきましょう。
そもそも「定期点検」とは何?法定点検との違い
定期点検とは、法律で定められた「法定点検」と、それ以外の自主的なチェックを含んだものです。
12ヶ月点検や24ヶ月点検(車検時)などが代表的で、車の不具合を未然に防ぐためのチェックが行われます。
一方、日常点検はドライバー自身が日々行うもので、点検項目の深さも異なります。
点検を自分でするなら【初心者向け完全ガイド】車メンテナンスの基本と自分でできること一覧!費用や場所も解説こちらを確認!
定期点検と車検の違いを正しく理解しよう
定期点検と車検は混同されやすいのですが、役割が違います。
車検はあくまで「公道を走っていいか」の検査。
一方、定期点検は「安全に走り続けられるか」を確認するためのもの。
車検を受けていれば法的にはOKでも、整備不良のまま放置すると事故やトラブルにつながることもあるんです。
定期点検の期限が過ぎてもすぐ違法ではないが…?
定期点検の期限が1日過ぎたからといって、すぐに罰則があるわけではありません。
ただし、万が一その状態で事故を起こしたり、車に不具合があった場合には、点検を怠ったことが原因と判断される可能性も。
自己責任の範囲がグッと広がるという点は知っておきましょう。
車の定期点検期限が過ぎるとどうなる?
うっかり定期点検を受けそびれてしまった…。
そんなときに気になるのが「実際、何が起こるの?」ということですよね。
ここでは、点検の期限を過ぎたことで起こりうる影響について、実際のリスクも交えて解説します。
故障・事故リスクが上がる可能性
定期点検では、エンジンまわりやブレーキ、タイヤの状態など、普段目に見えない部分の不具合を早期に発見できるのがポイントです。
もし点検を受けずに放置していると、劣化や摩耗に気づけず、そのまま故障や事故につながってしまうケースも。
特に高速道路をよく走る人や、長距離通勤している人は要注意です。
保険対応に影響する可能性も?
実は、点検未実施の状態で事故を起こした場合、加入している自動車保険での修理対応がスムーズに進まない可能性もあります。
「点検していれば防げたはず」と判断されると、保険金が減額されるケースもゼロではありません。
特に対物・車両保険を利用するときは、整備記録が問われることもあるんです。
法定点検をしない人の割合はどれくらい?
実際のところ、法定点検を受けていない人は意外と多いのが現状です。
国土交通省の調査でも、12ヶ月点検を実施している人は全体の5〜6割程度というデータがあります。
「車検だけで十分」と思っている人も多いのですが、それはちょっと危険な認識かも。
詳しき知りたい方は【実態調査】法定点検を受けない人の割合は?やらなくていいって本当?後悔しない選択とはこちらを確認!
定期点検ステッカーが期限切れになったらどうする?
フロントガラスに貼ってある点検ステッカーが過去のものになっていると、「この車、大丈夫?」と見られてしまうことも…。
点検ステッカーはあくまで目安ですが、貼り替えは点検を受けた後に整備工場で発行してもらうのが一般的です。
もし期限切れのステッカーを放置しているなら、まずは早めに整備工場で点検の相談をしましょう。
定期点検を受けていない場合の対処法
「点検受けるの忘れてた…!」と気づいたとき、焦らずどう動くかがポイントです。
ここでは、12ヶ月点検やステッカーの期限が過ぎたあとでも、どう対応すればいいかをわかりやすくお伝えします。
今すぐやるべきか、それとも次回のタイミングでいいのか、判断に迷ったときにも役立つ内容です。
12ヶ月点検が半年過ぎた場合でも受けられる?
結論からいうと、半年や1年近く点検が過ぎていても、受けることは可能です。
点検というのは「期限までに受けるのが理想」ではあるものの、「過ぎたら受けられない」ものではありません。
ただし、期間が空いた分、劣化しているパーツや油脂類があれば追加整備が必要になることもあります。
その分の費用はかかるかもしれませんが、安心には代えられません。
ステッカーが期限切れの場合の貼り替えは?
ステッカーの貼り替えは、定期点検を受けた整備工場やディーラーで新しく発行してもらえます。
古いステッカーはそのままでも罰則はありませんが、フロントガラスに「〇年〇月点検済み」と過去の記録が残っているのはちょっと気になりますよね。
気になる方は、点検の際に「新しいステッカーください」と一言伝えておくと、きれいに貼り替えてくれますよ。
今すぐ受けるべき?それとも次回でOK?
これに悩む人は多いと思います。
でも、「次回でいいか」ではなく、「今すぐ受けよう」が正解です。
理由はシンプルで、点検を受けることで、自分の車の状態を「今のうちに」知ることができるから。
特に、ブレーキやバッテリーなどの消耗部品は、劣化が進むと突然の不具合につながるので、早めのチェックが大切。
何もなければそれでOK!
何かあっても早期発見できるのが、点検の強みです。
車の定期点検はどこで受けるのがベスト?
定期点検を受ける場所って、意外と選択肢が多くて悩みますよね。
「どこでも同じでしょ?」と思いがちですが、それぞれの場所には特徴やメリット・デメリットがあるんです。
自分の予算やカーライフスタイルに合わせて、ベストな選択をしていきましょう。
詳しく知りたい方は【最新版】車の一年点検はいくらかかる?費用比較・未実施リスク・おすすめ店舗まで徹底解説!こちらを確認!
ディーラー|安心だけど費用が高め?
新車を購入したディーラーでそのまま定期点検をお願いする人も多いと思います。
ディーラーの魅力は何といっても安心感と確実な整備クオリティ。
メーカーの知識を持った整備士が点検してくれるので、部品の細かな違いや注意点もちゃんと押さえてくれます。
ただしその分、費用はちょっと高め。
簡単な整備や交換でも、パッケージ料金になっていることが多いので、予算が気になる人は見積もりを確認してから依頼すると◎です。
民間整備工場|コスパ重視派におすすめ
ディーラーよりも少しリーズナブルに点検を受けたい人には、地域の整備工場もおすすめです。
経験豊富な整備士さんが多く、車種や年式に関わらず幅広く対応してくれるのが強み。
何より「必要なところだけ整備してくれる」柔軟さがうれしいポイント。
相談しながら決められるので、余計な費用がかかりにくいのも魅力です。
ただし、技術や対応にバラつきがあることもあるので、口コミや実績はチェックしておくと安心です。
ガソリンスタンド・カー用品店でも受けられる?
最近では、ENEOSやオートバックス、イエローハットなどのカー用品店・ガソリンスタンドでも点検サービスを展開しています。
「買い物ついで」や「給油ついでにサクッと点検できる」のがメリットで、忙しい人や初心者には特にハードルが低いはず。
ただし、細かい点検よりも「簡易チェック」が中心のところもあるので、本格的な整備が必要な場合は他の選択肢と組み合わせて使うのがおすすめです。
【一覧で確認】定期点検の種類とスケジュールまとめ
「定期点検っていつ受ければいいの?」と感じる人は多いですよね。
ここでは、代表的な定期点検の種類とタイミングをざっくり把握できるように、分かりやすくまとめていきます。
点検ステッカーの意味も一緒に押さえておけば、忘れがちなスケジュール管理もグッとラクになりますよ。
6ヶ月点検・12ヶ月点検・24ヶ月点検とは?
まず押さえておきたいのが、定期点検の種類は
の3つが基本となっていること。
6ヶ月点検は任意で行う軽めの点検。
普段あまり走らない人や、新車購入後の初期チェックとして受ける人が多いです。
12ヶ月点検は、法律で義務づけられている「法定点検」。
ブレーキやエンジン、バッテリーなどの基本機能をチェックする大事な点検で、プロによるしっかり整備が必要です。
そして24ヶ月点検は、いわゆる「車検」。
これは法律で定められており、車を公道で走らせるために絶対に受けなければいけない検査です。
点検ステッカーで分かる期限の見方
車のフロントガラス左下に貼られている点検ステッカー、意外と見てない人も多いのでは?
あのステッカーには、「次回の12ヶ月点検をいつ受けるべきか」が書かれています。
年月が大きく表示されているので、それを見れば大体のタイミングが一目でわかるんです。
ただし、ステッカーの貼り替えは点検を受けた業者がやってくれるので、点検を受けなかった場合は貼り替えもなし=期限切れが放置される状態になります。
「そういえばステッカーの年月、めっちゃ前かも…?」と思った人は、ちょっと確認してみてくださいね。
【Q&A】車の定期点検が過ぎたに関するよくある質問
「うっかり点検を忘れてた!」「ステッカーが期限切れだけどどうすれば?」
そんなときに役立つ、実際によく聞かれる疑問とその答えをまとめて解説していきます。
焦る前に、まずはここを読んで安心してくださいね。
Q. 車の定期点検が過ぎたらどうしたらいいですか?
A.まずは落ち着いて、すぐにでも点検予約を入れるのがベストです。
定期点検が遅れたからといって即違法になることはありませんが、放置が長くなるほど車の不調や故障のリスクが高まります。
点検はいつでも受け直し可能なので、今からでも全然遅くないですよ!
Q. 12ヶ月点検を過ぎたシールは貼ってもいいですか?
A.貼ってあるままでも違法ではありませんが、「点検未実施」のサインになってしまっている可能性大です。
点検を受けていれば、新しいステッカーに更新されているはずなので、古いままの人は一度点検状況を確認しておきましょう。
もちろん、自分で勝手に書き換えたり、貼り替えたりするのはNGです。
Q. 一年点検の期限が過ぎてしまったのですが、受けられますか?
A.はい、過ぎていても問題なく受けられます。
予約制の整備工場やディーラーに連絡して、「12ヶ月点検を受けそびれていた」と伝えれば、スムーズに案内してもらえるはず。
後回しにすればするほど整備費用がかさむ可能性があるので、思い立ったら即行動がおすすめです。
Q. 定期点検ステッカーの期限が切れたら車検に影響する?
A.直接的に車検に落ちる原因にはなりませんが、整備履歴として信頼性が下がる可能性はあります。
ディーラーや整備工場に「この車は定期点検がきちんとされてきた」と思われると、車検時も対応がスムーズになることが多いです。
車を売るときの査定にも、整備履歴は影響するので、なるべくきちんと受けておくに越したことはありません。
Q. 定期点検と法定点検はどう違うの?
A.実は定期点検=法定点検(12ヶ月点検)を指している場合が多いです。
ただし、厳密には「定期点検」は広い意味で使われていて、「法的に義務づけられている点検」が法定点検、という区分になります。
車検と違って目立った通知が来ないので忘れがちですが、法定点検も「道路運送車両法」で義務づけられている整備項目なんです。
まとめ|車の定期点検は安全運転とトラブル防止の基本
車の定期点検が過ぎてしまったとしても、焦らずすぐに点検を受け直すことが大切です。
点検を怠ると、故障や事故のリスクが高まるだけでなく、保険対応や車検時にも影響が出る可能性があります。
定期点検ステッカーは次回点検の目安を教えてくれる便利なサインなので、こまめにチェックしながら安全なカーライフを送りましょう。
点検を受ける場所は、ディーラーの安心感、民間整備工場のコスパ、カー用品店やガソリンスタンドの手軽さなど、それぞれの特徴を踏まえて選ぶのがおすすめです。
何より、「早めに点検する」ことが愛車を長持ちさせる最大のコツです。
この記事を参考に、定期点検をしっかり計画的に受けて、安全で快適なドライブを楽しんでくださいね。
コメント